2023年11月8日。
弊社は初めて東北最大のビジネス展示会
ビジネスマッチ東北2023に出展します。
https://www.bmtohoku.jp/info_kigyo/?seq=320
東北の方に恩返しがしたい。
いやいやいや。
嘘ではないけれど、それが全てではないんです。
2013年当時入会していた浜松商工会議所青年部の事業「東日本応援団」に参加して初めて東北の被災地を訪れました。それ以後青年部卒業後も有志数人で毎年訪問。コロナ禍に入り、それは途絶えました。
「とにかく忘れないで欲しい。関心を持ち続けてほしい。皆さんはお酒や景色を楽しみに来てくれればいい。それが何よりの支援になる」
現地を訪れたから聴けた被災者の言葉。
本当に東北のお酒、食べ物そして海側は大分変わってしまったけれど景色は素晴らしい。
「どうせお前は酒が飲みたいだけだろう」
浜松の友達にそう言われたこともあります。
その通り!旨いんだもの!!
僕は高尚な気持ちなんてこれっぽっちもないですよ。でもそう言った彼より僕は被災地の役に立っていると思います。
そうして東日本大震災に興味を持ち続けたお陰で知った「ロケットストーブ」。避難生活の中、電気やガスがない中燃焼効率が良く構造も簡単で作りやすい。その暖かさは避難された方々の希望だったかもしれません。それのニュースを見たのがきっかけで生まれたのが弊社初の自社製品
「ポータブルロケットストーブ てんぐの小太鼓」
僕にとっても希望でした。
お陰様で「てんぐの小太鼓」は多くの皆さんに可愛がっていただき、また新聞やテレビ等でも紹介していただきました。
やっと自分にとって運と周りの方々の他に自信が持てる物が出来ました。てんぐの小太鼓に続く自社商品「携帯風呂沸かし器 てんぐの小風呂」も生み出せました。
2011年に「こんな事、現実に起きてしまうのか!」と思ったくらい世の中は変わったけれど、わずか数年後にまたコロナの所為で更に変わりました。
何でわざわざ遠方の展示会に出展するのか?
東北の方に恩返しがしたい。
それもあるけれど
自分が東北で感じた色んなことを忘れないように。
皆さんに忘れてもらわないために。
やはり僕は自分の事で精いっぱい。
毎年自分の楽しみで東北のお酒を呑んできたように、東北の皆さんに還元できれば一番僕らしい。
コロナ禍前2019年秋以来の東北。
楽しんで恩返しをしていきたいと思っています。